ごあいさつ

第10回日本在宅看護学会学術集会のご案内
「多様化するニーズに応える在宅看護」

 この度、第10回日本在宅看護学会学術集会を、2020年11月14日(土)、15日(日)に愛知県豊橋市で開催させていただくことになりました。皆さまには心より感謝申し上げます。

 少子高齢化が進むわが国では、生活習慣病である慢性疾患や、認知症の高齢者が増加し、医療と介護の需要がますます高まっています。そして在宅療養者は増加し、重度化・複雑化してきました。人工呼吸器の装着、チューブ類を使用し生活するなど、医療依存度の高い療養者が増えています。また、精神障がいのある人、重い障がいのある小児、終末期のがん患者など、在宅看護の対象は多様化しています。

 看護師は療養生活支援の専門家として、在宅ケアでの重要な役割を担ってきました。特定行為研修制度が始まり、「看護師は医師との十分な連携と信頼関係の下で、包括的な医師の指示に基づき、適切な観察と看護判断を行い、看護することが望ましい」とされています。現在進められている医療制度の改革は、さらに看護師に自律し責任を果たすことを求めています。在宅看護の実践は、地域密着型サービス、高齢者福祉施設など、さまざまな場に広がっていますが、医療職が看護師一人の場合も多いからこそ、適切に判断できる能力、専門性を養うことがより重要です。

 日本在宅看護学会学術集会では、実践・教育・研究に携わる看護職が参加し、在宅看護学の根拠となる研究の成果を発表し、意見交換をしてきました。学会員数、学術集会の発表演題数、掲載論文は増加しており、発表者の背景では教育研究職と実践者の共同チームの発表が増加している点が特徴的です。実践にある課題を研究し、その成果を実践に還元するというサイクルが回り始め、在宅看護の質向上に貢献していると考えられます。

 在宅看護の対象者が多様化し、医療制度も変化する中で、自律し責任を果たすことを求められている今、学術集会のメインテーマを「多様化するニーズに応える在宅看護」としました。在宅看護の発展につながる学術集会にしたいと願っております。

 学術集会が開催されます豊橋市は、市の中心部に東海道沿いの城下町として栄えた吉田宿、またその東には二川宿もあり、東海道の中でもにぎわいと華やぎに満ちた町でした。市街地を流れる豊川には、全国でも珍しい渡し船があり、“牛川の渡し”と呼ばれています。竹竿で川底を押して進む人力の船が、観光や地域の貴重な交通手段として無料で運行しており、本学の窓からも渡し船の様子を見ることができます。また気候が穏やかであり、農業が盛んな地域ですので、新鮮で美味しいお食事を楽しんでいただけると思います。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

第10回日本在宅看護学会学術集会
学術集会長 蒔田寛子(豊橋創造大学保健医療学部看護学科)

♦ 会 期:2020年(令和2年)11月14日(土)13時00分~17時30分
11月15日(日)10時00分~16時00分
♦ 会 場:豊橋創造大学 〒440-8851 愛知県豊橋市牛川町松下20-1

ポスター

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新型コロナウィルス感染により、今後の社会状況が予測できず不安定な日々が続いております。医療現場、介護福祉施設、教育機関等においても大変ご苦労されていると存じます。11月14日(土)、15日(日)学術集会開催に向けて準備をしておりますが、学術集会の開催形態・方法については、慎重に検討しております。皆様にはご迷惑をおかけしますが、決定事項につきましては、HPでお知らせしますので、適宜ご覧いただきますようお願いいたします。